エンディングノートをいつでも手軽に、無料で手に入れることができる『エンディングノートのダウンロードサービス』が人気です。
自治体やさまざまな施設、企業などが、それぞれ独自のエンディングノートを提供しているので、好きなだけ見比べて、好みのエンディングノートをダウンロードすることができます。
もちろん、お住まいの地域以外の自治体が提供しているエンディングノートをダウンロードしてもOKです。
この記事では、『エンディングノートのダウンロードサービス』を利用するための知識、必要な作業手順を解説していきます。
① エンディングノートをダウンロードってどういうこと?
終活関連のさまざまな企業や施設、全国の自治体などで、無料のエンディングノートが配布されています。
エンディングノートをもらったことがある、あるいは、何冊も持っているという方も多いのではないでしょうか。
できるだけ多くの人に役立ててもらえるよう、エンディングノートはたくさん用意されていますが、数には限りがあります。
また、エンディングノートを利用したくても、配布している場所に行くことができないというケースもあるでしょう。
そのため、多くの施設や自治体が公式サイトでエンディングノートを公開し、スマホやタブレット、パソコンから見ることができるようなサービスを提供しているのです。
この、ネットで見ることができるエンディングノートは、電子ファイルと呼ばれるもので、見るだけでなく、自宅のパソコンやスマホの中に保存することができます。
電子ファイルを自宅のパソコンやスマホの中に保存することを、ダウンロードと言います。
電子ファイルをダウンロードしてスマホの中に置いておけば、インターネットにつながっていないときでも、いつでも開いてみることができます。
② ファイル形式とは?(PDF、Word、Excel 他)
自治体や終活関連の施設などの公式サイトで公開され、スマホから見ることができるエンディングノートは、電子ファイルと呼ばれるものです。
電子ファイルにはさまざまな形式があるのですが、ネットで公開されているエンディングノートは、PDF(ピーディーエフ)というファイル形式になっていることが多いようです。
PDFはファイル形式の一種で、
●ファイルサイズが小さい
● パソコン、スマホ、タブレットなどいろいろな環境で見ることができる
という特徴があります。
そのほか、WordやExcelのファイル形式で公開されているエンディングノートは、ダウンロードしたファイルに直接書き込むことができるタイプのものです。
WordやExcelを使えるパソコン(WordやExcelがインストールされたパソコン)で、開くことができます。
③ ダウンロードする際の注意点
エンディングノートをダウンロードする前に、必ず、ページ数やファイルサイズを確認しましょう。
なぜなら、ファイルサイズの大きいエンディングノートをダウンロードしようとすると、とても時間がかかってしまうからです。
特に、Wi-Fiを使っていない場合はスマホの通信料にも影響してしまうので、注意が必要です。
ファイルサイズは、通常、ダウンロードするファイル名の横に書かれています。
ファイルサイズの単位が「KB(キロバイト)」になっているものは、サイズが小さいのでダウンロードしても大丈夫です。
ファイルサイズの単位が「MB(メガバイト)」の場合は、要注意。20~30MBを超えるような場合は、ダウンロードにかなり時間がかかります。
ファイルサイズが大きいエンディングノートは、ページ数もかなり多くなっていますので、そのエンディングノートが本当に必要かどうかよく考えてからダウンロードするようにしましょう。
④ エンディングノートをダウンロードする方法
エンディングノート をダウンロードするには、エンディングノートが提供されいてるサイト(自治体のホームページなど)を開き、エンディングノートのファイル名をクリック(選択)します。
エンディングノートの名称は、必ずしも「エンディングノート」になっているとは限りません。
例えば東京都三鷹市のエンディングノートは「わたしの覚え書きノート」という名前になっています。
ですので、「わたしの覚え書きノート(PDF 1018KG)」という箇所を選択(クリック)して、ダウンロードします。
スマホの場合は、エンディングノートのファイル名を選択すると自動的にファイルがダウンロードされます。
パソコンの場合は、ファイルをクリックすると、まずエンディングノートが開きます。
エンディングノートの内容を確認してから、ダウンロードボタンをクリックしましょう。
⑤ ダウンロードしたエンディングノートを確認する
エンディングノートをダウンロードしたら、ダウンロードしたファイルがどこにあるかを確認しておきましょう。
スマホからダウンロードした場合は、[ファイル]アプリ、[ダウンロード]アプリなどで、ダウンロードしたファイルを確認することができます。
パソコンの場合は、ダウンロードするときに指定したフォルダに保存されています。
どのフォルダにあるかわからなくなってしまったという場合は、[ダウンロード]という名前のフォルダを確認してみましょう。
多くの場合、ダウンロードしたファイルは[ダウンロード]フォルダに保存されています。
⑥ ダウンロードしたエンディングノートを印刷する
ダウンロードしたエンディングノートは、プリンターで印刷することで、エンディングノートとして使うことができるようになります。
ただし、ページ数がとても多いものもあるので、内容を確認してから印刷することをおすすめします。
スマホでダウンロードした場合は、
1) ファイルアプリで[ダウンロードしたエンディングノートのファイル]を開く
2) メニューから[印刷]を選択する
という操作になります。
ファイル名が変わってしまっている場合があるので、ファイルを開いて内容を確認しましょう。
パソコンの場合は、ダウンロードしたファイルを開き、内容を確認してから[印刷]ボタンをクリックします。
⑦ 自宅にプリンターがない場合(コンビニで印刷)
自宅にプリンターがない場合は、ダウンロードしたエンディングノートを、コンビニのコピー機で印刷する方法がおすすめです。
セブンイレブンやファミリーマートなど、多くのコンビニエンスストアで、写真や文書を印刷するサービスを提供しており、スマホから手軽に操作することができます。
印刷代金は、A4サイズを白黒で印刷した場合、1枚20円程度。カラーで印刷すると、1枚60円程度になります。
(※ファミリーマートの場合)
枚数が多い場合は印刷代金が高額になってしまうので注意が必要です。
A4 | 白黒 | 1枚20円程度 |
A4 | カラー | 1枚60円程度 |
コンビニでの印刷は、専用のアプリを使うと便利です。
◎ かんたんnetprint
⇒スマホの写真や文書ファイル(ダウンロードしたエンディングノート)などを、セブンイレブンのマルチコピー機で印刷できるアプリ
◎ ファミマネットワークプリントアプリ
⇒スマホの写真や文書ファイル(ダウンロードしたエンディングノート)などを、ファミリーマートのマルチコピー機で印刷できるアプリ
まとめ
自治体や終活関連の施設の公式サイトから、エンディングノートをダウンロードして印刷する方法をご紹介しました。
ダウンロードしたエンディングノートは、自分で紙に印刷しなければならない点や、直接配布されるエンディングノートのように製本されていないというデメリットがあります。
しかし、さまざまな施設や自治体のエンディングノートを自由に見比べて好みのエンディングノートを選べるというメリットもあります。
ぜひ、さまざまなエンディングノートを見比べて、自分にあったエンディングノートを探してみてください。