自分史とは?【書き方/自分史の役割/書くタイミング】

二人の子どもの画像

自分史とは、自分の歴史を自由なかたちでまとめたものです。

これまで生きてきた経歴や思い出に残る出来事、体験、人との関わりなどを、年表や文章、写真、イラストといったかたちでまとめたものが、自分史です。

自分史は何の役に立つのでしょう?
具体的に、何を書くのでしょうか?
どうやって書けばよいのでしょうか?


自分史について、詳しく見ていきましょう。

目次

自分史を書くのはどんなとき?

自分史を書くタイミングは、主に、2つあります。

1つ目は、就活のとき。
そして2つ目は、終活のタイミングです。


もちろん、自分史はいつでもどのようなタイミングでも書くことができますが、普段の生活の中でいきなり自分史を書いてみようという気にならないですよね。
自分史を書き始めるには、きっかけが必要です。

それが、「就活」と「終活」の2つというわけです。

自分史を就活に役立てる

【就活における自分史の役割】

・自分自身をより深く理解する
・自分の強み弱みを把握する

⇒就職したい業界や企業選びに役立てる
⇒就職活動の自己PRに役立てる

就活では、自己分析のために自分史を作成します。

自分史を作成することで自分自身をより深く理解し、自分の強み弱みを把握することができます。
そうすることで、就職したい業界や企業を選ぶ際や、就職活動の際の自己PRに役立てることができるでしょう。

就活で自分史を作成する場合は、就活のための自己分析に適した年表や、表、グラフなどを使う方法が適しています。

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自分史を終活に役立てる

【終活における自分史の役割】

・自分が書きたい事を書く
・自分のために書く
・自分の人生を振り返る

・思い出を記録する

⇒大きな満足感を得られる
⇒家族に自分を知ってもらえる
⇒今後の人生をどう生きるか考えるきっかけになる

終活では、エンディングノートと合わせて自分史を作成するケースがよくあります。

エンディングノートは、残される遺族のために必要な情報を書きますが、終活の自分史は、自分が書きたい事を自分のために書きます

自分の人生を振り返り、想い出を記録していくことで、大きな満足感を得ることができます。
また、家族に自分を知ってもらうことも、終活で自分史を書く大きな目的のひとつです。

終活で自分史を書くメリットはそれだけではありません。

自分の過去を振り返ることは、今後の人生について考え、第二の人生をどう生きるか考えるきっかけとしても、大いに役立つはずです。

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自分史には、過去を知り、未来につなげる役割がある

過去と未来の画像

過去を知ることは、いま(現在)を理解し、未来を考えることにつながります。

自分史には、過去を知り、未来につなげていく役割があるのです。

自分史づくりを通して、自分の過去を再認識することで、現在の自分をより深く理解することができるでしょう。
そしてさらに、自分がこの先どのように生きていくのか、どうなりたいかをより明確に考えることができるようになります

前章で、自分史を書く2つのタイミングをご紹介しましたが、自分史を書くのに適したタイミングは「就活と終活」だけではありません。

・全てを投げ出したくなる時
・人生に迷う

・新しいことを始めたい
何をすればよいかわからない時   
・自分が嫌になりそうな

自分史を書くことで、自分が次にすべきことが見えてくるかもしれません。

自分史には何を書くのか?

自分史には、自分がこれまで生きてきた歴史を記録します。

自分史づくりのベースとなるのは、これまでの経歴を書き込む年表です。
年表の中に、「入学・進学・就職・出会い・旅行など」その年の出来事を記入します。さらに、特に思い出に残るエピソードや、体験したこと、経験したこと、人との関わりなどを追加しながら、年表の内容を充実させていきます。

思い出に残るエピソードの一例】
・進学や就職
・大きな成果があったとき
・引っ越し
・家族の人数が変わるとき
・旅行
・習い事
・大切なモノとの出会い
・人との出会い
・嬉しい出来事/悲しい出来事

すべての年に凝ったエピソードを記入する必要はなく、あまりデータのない年やたくさんのエピソードを詰め込んだ年があってもOKです。

ちなみに、年表は必ずしも年度ごとの時系列である必要はありません。「幼少期・学生時代(小学校、中学校、高校、大学など)・〇〇(職業)・子育て期」といった期間で分ける方法もあります。



自分史の書き方「下書きが重要!」

自分史の書き方に決まったルールはありませんが、ベースとなる年表をつくり、そこにデータやエピソードを記入していく方法がおすすめです。

オリジナルの自分史ノートは、ノートでも白い紙を複数枚用意したものでも、手帳の余白でも構いません。ただし、
一番重要なポイントは、下書きをすること!

なぜなら、書きたいエピソードのボリュームが、年によってまったく違うからです。

下書きで、年ごとのボリュームを把握しよう

オリジナル自分史ノートの年表づくりでは、縦方向に時間軸を取り、1年ごとに区切って必要な年数分のエリアを用意していきます。
ページ数を少なくしたい場合は、1ページを5年分あるいは10年分に区切っていきます。1ページを1年とすれば、たくさんエピソードを書くことができますね。

しかし、自分史に記録しておきたいエピソードの量は年によって違うので、このままでは、足りなくなる年もあれば、ほとんど真っ白のまま残ってしまうページも出てきてしまうわけです。

そこで、下書きをして、エピソードをピックアップしながら、それぞれの年に必要なスペースを把握しましょう!

こうすることで、無駄な空白をなくし、書きたいエピソードを存分に書き込める、自分だけの満足のいく自分史ノートを作ることができます。

年表のスタートは前後に余裕を持たせよう

自分史年表の書き出しは、自分の生まれた年から始めるケースが一般的です。

ですが、もし、自分が生まれる前の両親のエピソードがわかるなら、自分が生まれる前から年表をスタートさせるというのも良いアイデアです。
父や母、家族の思い出を記録することで、自分たちの祖先の歴史を後世に伝えることができます。

また、年表の終わりは、今の自分の年齢ではなく、少し長めに余白を残しておくとよいでしょう。
何年か経って自分史を読み返したときに、続きを書くことができます。

市販の自分史ノートを使ってもOK!

ノートの作り方や書き方で迷う場合は、市販の自分史ノートを使う方法もあります。

市販の自分史ノートには、年表や、おすすめの項目がすでに用意されているので、スムーズに自分史を書き始めることができます。自分史らしい装丁がほどこされている点も魅力です。

市販の自分史ノートについては、こちらの記事でご紹介しています。

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まとめ

近年注目を集めている「自分史」について、書く目的や自分史の役割、書き方などをご紹介しました。
自分史を書くかどうか迷っているなら、いきなりノートを用意するのではなく、まずは、下書きをしてみることから始めてみてみましょう!

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