エンディングノートに必要な情報はこれ!絶対に書いておくべき5項目

万年筆とノートの画像

いざエンディングノートを書こうとしても、何を書くべきか迷ってしまうことはありませんか?

実は、エンディングノートには絶対に書いておくべき項目があります。
自分に万が一のことが合った場合、後に残る人にとって必要となる情報です。

もちろん、エンディングノートに何を書くかは、自分で自由に決めることができます。
家族に伝えておきたいこと、自分の過去や家系について知っておいてほしいことなど、エンディングノートに書く内容はそれぞれ異なるでしょう。

絶対に書いておくべき項目をおさえつつ、自分が伝えたい内容を記入することで、より確かで役立つエンディングノートをつくることができます。

エンディングノートに絶対に書いておくべき、必要な情報とは何かを見ていきましょう!

あわせて読みたい
エンディングノートの次は自分史にチャレンジしよう! 「自分史」を書いてみましょう!市販のエンディングノートや、配布されているエンディングノートの中には、生年月日や戸籍の所在地といった基本情報だけでなく、自分が...
目次

エンディングノートに絶対に書いておくべき5項目


まず最初に、このノートがエンディングノートであることがわかるようにしておきましょう。
「エンディングノート」というタイトルが入っていなければ、いざという時に手に取って開いてもらえない可能性があります。

そして、エンディングノートに絶対に書いておくべき項目は、次の5つです。

① 自分の基本情報
② 健康に関する情報
③ 連絡先
④ お金のこと
⑤ 葬儀・埋葬のこと

① 自分の基本情報

エンディングノートには必ず、自分の名前をフルネームで書きましょう。正確な漢字で記入し、読み仮名も付けることが大切です。
バカバカしいと思ってはいけません。エンディングノートを開く人が、必ずしもあなたの親族とは限りませんし、あなたの自宅で開かれるとは限りません。思いがけない場所で開かれることも想定して、持ち主の名前を正確に記入しておきましょう。

その他、生年月日、現住所、戸籍の所在地、家族構成など、自分の基本的な情報を記入します。
ただし、マイナンバーなど悪用される危険のある情報は記入せず、別途、親族などに伝えておくことをおすすめします。

<エンディングノートに記入すべき自分の基本情報>
・フルネーム(漢字/読み仮名)
・生年月日
・現住所/戸籍の所在地

② 健康に関する情報

病気で倒れたときや、危険な状態になるときにも、エンディングノートが開かれるケースがあります。
緊急で病院に搬送されるような状況を想定し、自分の健康に関する必要と思われる情報を正確に記入しておきましょう。

健康保険、医療保険に関する情報も書いてあると安心です。
ただし、健康保険証や医療保険の保険証書は安全な場所に保管し、別途、親族などに伝えておくことをおすすめします。

<エンディングノートに記入すべき自分の健康に関する情報>
・血液型
・持病(アレルギーも含む)
・いつも飲んでいる薬
・過去の病歴
・かかりつけの病院
・健康保険証の記号番号
・加入している医療保険

③ 連絡先

自分に万が一のことがあったときに連絡してほしい人の名前と連絡先を書いておきましょう。

家族構成とそれぞれの連絡先、働いている場合は職場の連絡先も忘れず記入します。趣味や習い事などで定期的に訪れている場所、会っている人がある場合は、その連絡先も記入しておくと安心です。

<エンディングノートに記入すべき緊急連絡先>
・緊急連絡先
・家族構成と連絡先
・職場
・定期的に訪れる場所

④ お金のこと

お金に関して、エンディングノートに記入しておくべきことはたくさんあります。
その中でも特に緊急性が高く、また、家族以外の人に見られても安全な内容についてだけ記入しておきましょう。

特に必要な項目は、支払いに関するものです。
携帯や定期購読している新聞や雑誌、習い事など、毎月料金を支払っていて、利用停止・解約の手続きをする必要があるサービスを全て記入します。ローンの返済についても同様です。
また、公共料金や家賃の支払いをしている口座の情報、固定資産税など税金の支払いなどについても、状況がわかるように記入しておきましょう。

ただし、資産に関する詳細な情報はエンディングノートに記入するのではなく、別途、家族などに直接伝えておくほうが安心です。

<エンディングノートに記入すべきお金のこと>
・毎月料金を支払っているもの
・ローンの返済
・公共料金や家賃、税金の支払い状況

⑤ 葬儀・埋葬のこと

自分に万が一のことが合った場合の葬儀や埋葬について、家族としっかり話をしている方は、どちらかというと少数派なのではないでしょうか。

もし、葬儀や埋葬方法について明確な希望や意志があるのであれば、エンディングノートに書いておきましょう。生前に予約をしているの場合は、その内容や連絡先などを記入します。
また、大掛かりな式は必要ない、やらなくてもよいといったニーズがある場合や、特に希望がない場合も、残された家族に伝わるように記入しておきましょう。意志をはっきり伝えることで、不要ないざこざを防ぐことができます

<エンディングノートに記入すべき葬儀・埋葬のこと>
・生前に予約している場合は連絡先を記入
・自分の希望を書いておく
・任せたい場合はその旨を書いておく

エンディングノートを誰に読んでもらいたいかを考える

ノートを読む女性の画像

必ず書いておくべき項目のほかに、エンディングノートに何を書けばよいか迷うときは、自分がこれから書こうとしているこのノートを誰に読んでもらいたいかを考えてみましょう

家族でしょうか。あるいは、友達、親戚、仕事で深いかかわりのある人。
真っ先に連絡が行くであろう人。自分と最も距離の近い人。

あなたのエンディングノートを手に取る可能性のある人を、思い浮かべてみてください。そして、

・その人に知っておいてほしいこと
・その人が知りたいであろうこと


これらをエンディングノートに書けばOKです。
絶対に書いておくべき項目はすでにおさえてあるので、後は、あなたが伝えたいことを自由に書くことができます

まとめ

エンディングノートに何を書けばよいか迷うときは、まず最初に、絶対に書いておくべき項目を記入します。
そのあとで、残される人に自分が伝えたいことを自由に書いていきましょう。

こうすることで、確かで役立つ、あなただけのエンディングノートをつくることができます。

あわせて読みたい
エンディングノートは買う? もらう? 作る? タイプ別のおすすめ入手方法 いざ書き始めようと思ったとき、「ところで、エンディングノートってみんなどうしてるの?」という疑問が浮かんでくるかもしれません。エンディングノートは、次の3つの...
目次
閉じる